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ワンちゃんの困った行動を無視するのがよい理由

「無視する」というしつけ方は、叱るよりも飼い主さんとワンちゃん双方の精神的な負担が少なく、ある程度効果が期待できる方法の一つです。ワンちゃんが自分に注目してもらいたくてした行動に対して、信頼している飼い主さんが反応しなければ、ワンちゃんは「その行動はやっても無駄」「やらない方がよい」と学習するからです。

しつけの効果的なタイミングは？

ワンちゃんがものごとの関連性を理解するためには、ものごととの間に時間を空けないことが基本です。困った行動をしている間や直後に無視すれば、ワンちゃんは「その行動はやっても無駄」「やらない方がよい」ということがわかります。

しかし、時間がたっても無視し続けたり、後からお説教・無視したりするのはおすすめできません。ワンちゃんがなぜ無視されているのかがわからなくて混乱してしまい、さらに困った行動をとる原因なってしまうこともあるのです。

しつけで「無視」を効果的に行うならば、ワンちゃんが止めさせたい行動を始めたときからその行動が終わるまでの間が最もよいタイミングです。

ワンちゃんが飼い主さんを無視することも？

ワンちゃんは「飼い主さんを無視しよう」と思って無視しているわけではありません。わからない指示を出されたワンちゃんが指示どおりの行動をできずにいる場合に無視しているように見えるのです。

ワンちゃんは言葉を理解しているわけではなく「音の回数」「声の高低」「言葉の強弱」などで指示と行動を結び付けています。ワンちゃんに指示を出す際には、言い方や声の質を変えないように心掛けることが大切です。

他にも、指示に従うと嫌なことが起こると学習して行動しない場合や、興奮している状態、不安で飼い主さんの指示を受け入れる余裕がない場合もあります。また、ワンちゃんが疲れ切っていたり病気になっていたりして体力や集中力が途切れた場合にも、飼い主さんを無視している行動に見えるかもしれません。

無視できないワンちゃんの本気噛み

「無視する」という手法がワンちゃんのしつけに有効なのは、ワンちゃんが飼い主さんを意識して行動しているときです。そのため、ワンちゃんの本気噛みが飼い主さんに対する行動であれば効果が見込めますが、他の人や動物、ものに対して行っている本気噛みには効果がありません。

また、効果があるとはいえワンちゃんに本気噛みされながら無視し続けるのは現実的ではありませんし、本気噛みを放置するのは危険です。ドッグトレーニング教室などを利用して早期に直してあげることをおすすめします。

レオンズドギー　ドッグトレーニング教室では、日本ドッグトレーナー協会のA級ライセンスを取得したトレーナーが、飼い主さん向けのトレーニングを行っております。まずはお気軽にご予約ください。