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短期委託訓練とは

そもそも委託訓練とは、ドッグトレーナーへワンちゃんを預けてしつけを任せる訓練のことです。トレーナーがワンちゃんと一緒に生活しながらしつけを行うため、飼い主さんがその場に同席する必要がありません。

このような預かり訓練を日単位で行うのが短期委託訓練です。短期委託訓練は期間が短く、一日単位でワンちゃんを預けられます。

長期委託訓練の場合、期間はしつけ教室によって異なりますが、1ヶ月以上はしつけ教室へ預けて訓練を行うプランが一般的です。

短期委託訓練の特徴

短期間の訓練を複数回積み重ねるため、飼い主さんとワンちゃんの負担を軽減できるのが最も大きな特徴です。

ワンちゃんへのストレスが少ない

しつけ教室では他のワンちゃんと一緒になることもあり、慣れないとストレスを感じてしまいます。最初から長期に渡りしつけ教室に預けられてしまうと、言葉がわからないワンちゃんは事情が理解できず不安に感じてしまうのです。日帰りできる短期委託訓練ならば、お出かけのような感覚でワンちゃんのストレスを軽減できます。

1回の費用の負担が少ない

短期委託訓練の多くはしつけ教室を利用した際に都度支払いをする料金形態です。リーズナブルなところであれば1回あたり数千円で利用できます。

長期委託訓練の場合、しつけ教室によって異なりますが入学から卒業するまでにかかる訓練料の他、入会金や年会費などが必要です。預ける期間が長くなるほど高額となるため、先にある程度まとまった費用を用意しなければなりません。

しつけ教室を変更しやすい

しつけ教室に入学する前に詳しい説明を受けても、実際に入学してみないとわかりません。利用してみたものの、合わないと感じることもあるでしょう。短期委託訓練ならば都度払いができるので、合わないと思ったときに辞めやすいのです。つまり、短期委託訓練を利用すれば、ワンちゃんにぴったりなしつけ教室を見つけやすくなります。

長期委託訓練では支払いは一括払いのみ、解約する際に返金不可とするしつけ教室もあります。万が一合わなかった場合のことも考え、事前に規約などを確認しておきましょう。

短期委託訓練の注意点

短期訓練を利用する際には注意すべき点もいくつかあります。

成果が出づらいこともある

ワンちゃんのしつけは無理のないペースで行うことが重要ですが、間隔を空けてトレーニングを受けるより、1ヶ月集中してトレーニングを受けたほうが成果は出やすいです。特に成犬はしつけが難しいといわれているので、短期委託訓練では思っていたほどの成果を実感できない可能性があります。

総費用は高くなる

都度払いできる短期委託訓練は、1回の支払い額を抑えられます。しかし、通う回数が増えると、総額は長期委託訓練の費用とあまり変わらなくなることもあります。長期委託訓練はまとめて払うため高額に見えますが、1回あたりの訓練費用は安くなります。長く通わせるつもりであれば、最初から長期預かり訓練を選ぶことも検討してみてください。